東京大手町クリニック

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、喉の空気の流れが弱くなったり、1時間に何回も起こる状態です。

医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まる為に、血液と脳内の酸素量が減少して二酸化炭素量が増える状態になります。

睡眠時無呼吸症候群が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。

睡眠時無呼吸症候群に対する当院の取り組み

当院の治療目的は、睡眠時無呼吸症候群患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと睡眠時無呼吸症候群の完全な回復までの時間を短縮することです。

当院長は長年、睡眠時無呼吸症候群の治療に長年にわたり、携わってきました。豊富な臨床経験と実績を持っております。

多くの睡眠時無呼吸症候群患者は治療後、早い段階で鼾、昼の倦怠感などが無くなりました。

治療によって、高血圧症、高血糖の状態も改善されました。

睡眠時無呼吸症候群患者の治癒した例、改善した例を合わせると患者の殆どは経過がよいと考えられます。

睡眠時無呼吸症候群の治療によって、高血圧、虚血性心疾患、脳血管障害などの身体合併症リスクを下げる一方、うつ病や認知症などの疾患も予防できます。

睡眠時無呼吸症候群の治療法

1.CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法

CPAP療法の原理:

寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくというもの。CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。

CPAP療法の効果:

CPAP療法の効果:

睡眠時無呼吸症候群(SAS)をCPAPで治療した場合と治療しなかった場合の影響を比較した研究データが報告されています。
健常人男性:264名、単純いびき症:377名、未治療軽症~中等症SAS患者:403名、未治療重症SAS患者:235名で、致命的・非致命的な心血管系イベント(※1)の発生率を比較したところ、未治療重症SAS患者群と比較してCPAP治療群ではイベント発生率が有意に減少していました。
つまり、SASを治療すると命に関わる状況に陥るリスクを抑えることができるのです

CPAP療法の注意点:

① 医師と相談して、より快適な治療を行いましょう

CPAP治療を始めて不安に思うこと、困ったことは早めに医師に相談しましょう。
鼻マスクがつけにくい、CPAP装置から送られる空気の圧力にうまく慣れることができないなどの場合は、マスクフィッティングをやり直したり鼻マスクの種類やCPAP装置の設定を変えたりすることで改善が期待できます。
毎晩のことだからこそ、より快適に治療を続けられる工夫をしてみましょう。

定期的に医療機関を受診しましょう

保険でCPAP治療を受けるためには、定期的な受診が必要です。

特にCPAP治療開始間もない頃は治療への不安や疑問も多いでしょう。定期的な受診の時にそれらを直接医師と相談して解決できれば、より快適な治療が望めます。

体調変化や治療状況とその効果を医師と確認することがその後の治療継続にも役立つのです。

CPAP装置は清潔に保ちましょう

毎日使うものだからこそ、CPAP装置やマスクはいつも清潔にしておきたいものです。

特に顔まわりに直接ふれる鼻マスクは小まめなお手入れが大切です。取り扱い説明書にそってCPAP装置・マスク・エアチューブの適切なお手入れを心掛けましょう。

「鼻にマスクをつけて空気が送られてくる状況で眠れるものなのか?」と思われるかも知れませんが、医療機関で適切に設定された機器を使い、鼻マスクを正しく装着できているかどうかが重要なポイントです。そのため、医療機関に一泊入院して治療に適した機器設定を行う(タイトレーション)場合もあります。治療は毎日のことなので、使い方でわからないことがあればコツをつかめるようになるまで当院の主治医に相談してみると良いでしょう。